ミュンスター観光局の体験プログラム
◆Muenster for Connoisseurs
~“目利き”のためのミュンスター
ミュンスター観光局では、通常の観光プログラムはもちろん、「experience(体験)」と題して、各自の趣味や興味に合わせて、さまざまな観光、ツアープログラムを用意している。この「Muenster for Connoisseurs」は“目利き”、この場合は“美食家”を想定しての金曜から日曜まで2泊3日のプログラム(ホテル込み)。プログラムには、ホテルのレストランでのディナーと、ワインバーでのランチ、イタリアンリストランテでのディナーが含まれている。逆にいうと、食事の時間以外はフリータイムで、町を散策したり、買物を楽しんだりと好きなように過ごせる。
今回はMoevenpick Hotel Muenster(メーベンピック・ホテル)に滞在。人工湖であるAasee(アー湖)のほとりに立つ、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気ただようホテル。ホテルまではバスを利用してもいいが、旧市街から徒歩でも20分程度の道のり。湖畔をゆっくり散歩しながら歩いて向かった。客室は224室、そのほかに580人まで収容可能なコンベンションルームやサウナ、フィットネスルームなどもそろっている。
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1日目のディナーはホテル内のレストラン「Chesa Roessli(チェサ・レッスリ)」にて、アペリティフを含むフレンチのコース料理。アペリティフはギャルソンに勧められるまま、今月のカクテルをいただいた。シャンパンをベースに、トロピカルリキュール、ウォッカ、オレンジジュース、ブルーキュラソーを使ったブルーグリーンのロングカクテル。これに金柑、イチゴ、ブドウをさしたスティックがついていた。春らしい鮮やかな色と爽やかな味わいの1杯。
アミューズはやわらかく煮たタケノコに、サラミ、フェルトサラート(ドイツではポピュラーなサラダ用の野菜。日本語では「ノヂシャ(ノヂサ)」)を添えたもので、パセリを混ぜたマヨネーズソース付き。冷前菜は「サーモンのゼリー寄せ マスタードソース サラダ添え」といった料理。ゼリーの中にはリンゴのさいの目切りとディルが入っていた。ゼリーはマヨネーズソースにサフランを混ぜたと思われるもので囲まれており、リンゴの酸味とディルの爽やかさが、周囲のまったりとした風味とほどよくコントラストをなし、美味だった。「トマト風味のコンソメスープ ブルーチーズのラビオリ入り」を間に挟み、メインディッシュ。メインは「ラムとエビ、カリフラワーのカレーソース」。ソースは生クリームが添えられ、まろやかながら十分スパイシーで、パンではなくてライスと合わせていただきたいほどだった。デザートは「パンナコッタとフルーツの盛り合わせ」。
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2日目のランチはワインバー「Butterhandlung “Holstein”(ホルスタイン)」へ。地上階はソーセージやハム、チーズなどを扱うデリカテッセンで、地下がワインショップとワインバーになっている。「Lebensmittel Praxis」という雑誌の「ドイツのデリカッテッセン2002/2003」で受賞したことで有名な店。
店のオリジナルブランドのワイン(ブドウ品種:Rivaner)と、店の看板メニューだというサラダ各種の盛り合わせをいただいた。ワインはとてもすっきりとしていながら、フルーティーな味わいでランチにぴったりの1杯。サラダは、マヨネーズを使ったソースで味付けされたものが多く、見た目よりもボリュームのあるひと皿。カニとパイナップルをカレーソースであえたもの、パプリカ、オリーブ、キュウリをトマトソースであえたものなど、濃い目のソースでしっかり味付けされものが多かった。
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プログラム最後となる2日目のディナーは、イタリアンリストランテ「Villa Medici(ヴィラ・メディチ)」にて。こちらのリストランテは某有名グルメガイドのランキングで、ドイツのイタリアンリストランテ、トップ10に数えられる店。こぢんまりとしながらも上品に調えられた店内は、常連と思しき方々で満席だった。
アペリティフとして供されたのはスプマンテ。こちらはコースに含まれている。冷前菜は「サーモンのテリーヌ」。中心にはサーモンの身とホウレン草。2種類のソースが添えられており、いずれもサーモンの香りに爽やかな風味を添えるものだった。温前菜は「ウサギとマメのソテー バルサミコソース」。甘酸っぱいソースと淡白な味わいのマメがよく合っていておいしかったが、ウサギが全体からやや浮いていたような気がしないでもなかった。パスタは「Steinbutt(イシビラメ)のすり身入りラビオリ サフランソース&バジルソース」。ラビオリの皮が厚いのが難だったが、中にたっぷりつまった具は、魚のダシがよくきいており、プリプリとした食感でとてもおいしかった。個人的には、周囲のサフランソースよりも中央にちょこっとおかれたバジルソースとの組み合わせがおすすめ。メインは「牛肉のロースト 赤ワインソース」。肉は表面をしっかり焼きつつ、中はふんわりとしたミディアムな焼き上がりで、ケイパーの粒がちらした、スパイシーで濃厚な赤ワインソースとの相性も抜群。デザートは「ムース・オ・ショコラとココナッツアイス ラズベリー&マンゴーのソース」。ラズベリーとマンゴーのソースがほどよい甘酸っぱさで、やわらかな甘さのココナッツアイスと合わせるのにぴったりだった。
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旅先で好みの食事処を見つけるのは楽しいが、同時に、満足いく店を見つけるのは難しいことでもある。また旅の途中は、その土地の伝統料理を楽しむという方が多いかもしれない。が、今回訪ねた店のように、国内外で高い評価を得ているレストランや、地元の人に人気のフレンチ、イタリアンのレストランを訪ねるのも、またひと味違った魅力がある。いつもとはちょっと趣向を変えて旅先での食を楽しみたい方におすすめのプログラムといえる。
プログラム名: Muenster for Connoisseurs
日程: 金曜~日曜の2泊3日(平日または祝日の予約もリクエスト可能)
内容: 宿泊(2泊・朝食込み)+ホテルでのディナー+ワインバーでのランチ+イタリアンリストランテでのディナー
料金(1人あたり):
Moevenpick Hotel Muenster滞在の場合:ツイン188Euro ダブル198.50Euro シングル241Euro
Park Hotel Schloss Hoenfeld Muenster滞在の場合:ダブル 196Euro シングル 186Euro
問い合わせ・申込み:
Muenster Marketing
TEL: +49 (0)251-492 27 26
FAX: +49 (0) 251-492 77 59
URL: http://www.tourismus.muenster.de
*こうした宿泊込みの体験プログラムは、ほかに各種マッサージ、アーユルヴェーダ、サウナなどが含まれた「Relaxation for Body and Soul (心と体のリラクゼーション)」、旧市街のガイドツアーが含まれたクリスマスシーズンのプログラム「Advent in Muenster(ミュンスターのクリスマス)」など
text & photos by 成田美友
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