“ブランデンブルク州の手工業村”
~Krongut Bronstedt
「Krongut」は「王室の領地」の意味で、「Bornstedt」というのは地名。1867年にプロシア国王・Friedrich Wilhelm Ⅳ(フリードリヒ・ヴィルヘルム4世)がイタリア風の村を所望したことから造られたのがこの村・Bornstedtだそうだ。その後、皇太子・Friedrich Wilhelm(フリードリヒ・ヴィルヘルム)とその妻でイギリスのヴィクトリア女王の長女・Victoria(ヴィクトリア)は特にこの地をこよなく愛し、農業のモデル地域として発展させていった。
現在の“ブランデンブルク州・手工業村”とでも呼ぶべき形に改装されてオープンしたのが2002年。2004年には先祖のルーツをたどるという意味もあって、イギリスのQueen Elyzabeth Ⅱ(エリザベス2世)も訪れている。
ここには、ブランデンブルク州各地の焼物職人・蝋燭職人・時計職人・ガラス職人・パン職人・ブルワリーなど約21の職人の手による伝統的な工芸品が集まっている。ガラス工房やベーカリーでは店内に工房も併設されており、実際に作っているところを見ることもできる。食器やグラス、キャンドル、ジャムなどの買物を楽しめるだけでなく、ワインセラーやブルワリー、カフェなどでの食事も、ここでの楽しみのひとつだ。Bornstedtでのビール醸造の歴史は1689年までさかのぼるといい、現在、こちらのブルワリーでは「Bornstedt Bueffel(バッファロー)」というビールを飲むことができる。また2005年10月には「Koenigliche Hofbaeckerei(王室御用達のベーカリー)」がオープン。その名のとおり、何世紀にもわたって王室や宮廷にパン、ケーキ、菓子類をおさめていたベーカリーだ。現在も変わらぬ製法で生地を手作りし、薪を焚く石窯を使って焼き上げている。
Frederic William皇太子とVictoria皇太子妃は感謝祭などを当地の住民たちとBornstedtで祝っていたことにちなみ、現在もクリスマスマーケットなどさまざまなイベントが行われている。また結婚式を挙げることもできるほか、会議やセミナーなど用の設備も整っている。
Krongut Bornstedt Parkgesellschaft mbH
Ribbeckstrasse 6-7, 14469 Potsdam
TEL: +49 (0) 331-55 06 50
FAX: +49 (0) 331-55 06 515
URL: http://www.krongut-bornstedt.de/
text & photos by 成田美友
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