SEKTKELLEREI HENKELL & CO
~ドイツ一有名なゼクト醸造所
同社はドイツ一有名といっても過言ではない、世界的なゼクト醸造所。1832年、Adam Henkell アダム・ヘンケルがワイン商人として、マインツで働き始めたことから同社の歴史が幕を開ける。現在のようにゼクト醸造で頭角を現し始めたのは、彼の孫・Otto オットーの時代。大成功を納めた彼は、1907~1909年にかけて巨大なワインセラーを建て、マインツから現在の地・Wiesbaden-Biebrich ヴィースバーデン・ビープリッヒに拠点を移した。
第二次世界大戦後、Otto2世が戦争で崩壊したゼクト市場と破壊された建物の再建を行い、現在でも同社の主力商品であり、最もポピュラーなHenkell Trocken ヘンケル・トロッケンを生み出した。このブランド(ヘンケル・トロッケン)だけでも、年間2000万本以上(750ml入り)が販売されている。また戦後の混乱と貧困の中、フルボトル(750ml)では経済的に人々が手を出しにくいと考えた彼は、Piccolo ピッコロと呼ばれる200mlのボトルを開発、Henkell Trocken Piccoloを世に出した。このピッコロ、現在では他のゼクトやシャンパーニュ、スパークリングワインの各醸造所でも使われている。
ガイドツアー参加者がまず驚かされるのが、「Marmorsaal 大理石の間」と呼ばれる、威風堂々たるフォワイエ。そこから階段を下りること15m、地下7階に当たる部分がセラーだ。セラー内には、昔のゼクトの製造方法がわかるディスプレイがなされていたり、樽作りの全道具が集められたショールームのようなスペースがあったりもする。そこからエレベーターでボトリング工場へ。瓶詰めの様子や、瓶にラベルを貼る様子などを見学できる。
見学の最後をしめくくるのは、もちろんテイスティング。同社のイメージフィルムを見ながら、3種類を試飲できる。私が行った日は、左からHenkell Trocken ヘンケル・トロッケン、Henkell Blanc de Blanc ヘンケル・ブラン・ド・ブラン、Adam Henkell Gamay アダム・ヘンケル・ガメイの3種だった。アダム・ヘンケルは、シャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で作られるプレステージゼクト。写真のガメイから作られるロゼのほか、Chardonnay シャルドネで作られるブラン・ド・ブランもある。3つの中では、やはりこのロゼが一番コクがあったように感じた。
ガイドツアーは3週間前に要予約。5~45名のグループで申込むことができる。個人の場合も電話で問い合わせのうえ、他のグループ客がいる場合は、一緒に参加することができる。月~木曜の10時または14時、金曜の10時(祝日をのぞく)に催行、所要約2時間、1人7Euro。(スケジュールや料金等の詳細は変動の可能性もあります。前もって下記にお問い合わせください。)
Sektkellerei HENKELL & Co.
Biebricher Allee 142, 65187 Wiesbaden
TEL: +49 (0) 611-63 209
FAX: +49 (0) 611-63 351
http://www.henkell-trocken.com
*同施設へのテクニカルビジットはこちらをご参照ください
text & photos by 成田美友
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