◆Altes Gasthaus Leve
(アルテス・ガストハウス・レーフェ)
1607年創業で、ミュンスターでもっとも古い歴史をもつといわれるレストラン。現在の名前になったのは1805年で、当時はブルワリーとしても営業していた。当時の建物は戦争中に爆撃によって破壊されてしまったが、戦後、1949~1961年にかけ、爆撃を逃れた部分を生かしつつ、当時の趣そのままに建て直された。店内はダークブラウンを基調とした木のぬくもりあふれる空間で、先々代のオーナーが集めたデルフト焼きのタイルや油絵、銅製の調理用具や食器類などが店内のいたるところに飾られている。
料理はウェストファリアー地方の伝統的な料理が中心になっている。写真は「Dicke Bohnen mit geraeuchertem Speck und Kasseler Rippspeer und Salzkartoffeln」。ウェストファリアー料理にはマメがよく登場する。この料理もソラマメのような大きな緑色のマメをやわらかく煮込んだシチューの上に燻製ベーコン(geraeuchertem Speck)と塩漬けにした豚のあばら肉(Kasseler Rippspeer)がのっている。ソーセージは自家製のもので、今回はおまけとしてのせていただいた。これに付け合せとしてジャガイモが添えられる。ドイツらしい素朴な料理で、マメの香りがとても香ばしい、やさしい味わい。ボリューム・滋味ともに満点。
Altes Gasthsus Leve
Alter Steinweg 37, 48143 Muenster
TEL: +49 (0) 251-455 95
FAX: +49 (0) 251-578 37
http://www.gasthaus-leve.de
http://www.gasthaus-leve.de/
◆Pinkus Mueller
(ピンクス・ミュラー)
1816年創業のブルワリーで、ミュラー家が5世代に渡って醸造を続けている。ミュンスター市内には、かつて150のブルワリーがあったが、現在はここPinkus Mueller一軒のみ。市内にあるレストランやカフェのメニューには、必ずといっていいほど、こちらのビールが名を連ねている。現在では、原料はすべてビオ(有機・無農薬の農産物)のものを使い、約10種のビールを、年間約2万リットル造っているという。そのうち約80%はミュンスター市内で消費され、残りはドイツ国内はもちろん、世界中に輸出されている。
併設のレストランでは、Pinkus Alt、Pinkus Pils、Pinkus Special、Pinkus Hefe Weizenなど生ビール6種類のほか、Pinkus Leichtやアルコールフリーの瓶ビール5種類、Altbierとフレッシュフルーツを使ったビールパンチも楽しめる。写真は同ブルワリーの主力商品だというPinkus Specialと、ビールパンチ「Altbierbowle mit frischen Freuchten」。Specialは爽やかな飲み口で、麦の香りが心地よいビール。ビールパンチに使われるフルーツは季節によって変わるそうだが、今回はオレンジだった。ほどよい甘酸っぱさがビールに加わり、初夏を思わせる味わい。料理はウェストファリアー料理を中心に、ビールをソースに使ったものなどまで用意されている。またAltbierkaeseほかチーズも各種そろっている。
Brauerei und Gaststaette Pinkus Mueller
Kreuzstrasse 4-10, 48143 Muenster
TEL: +49 (0) 251-451 51
FAX: +49 (0) 251-571 36
http://www.pinkus.de
text & photos by 成田美友
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