
◆Zur Steipe
(ツア・シュタイペ)
ハウプトマルクト広場からすぐのところにある、カフェ・レスラン。元は、1430年に市参事会員のためのパーティーやレセプション用の建物として建てられたものだったが、第2次世界大戦で空襲を受けたため、1970年に昔ながらのスタイルで建て直された。店内は、入口付近がケーキやタルトなどの菓子類が並ぶ「Konditorei(コンディトライ)」(カフェ兼菓子店)になっており、その奥がレストランスペースになっている。レストランは地中海の雰囲気をイメージしているそうで、ゆったりとした時間が流れている。特に、“Wintergarten(冬の庭)”と呼ばれるガラス張りの天井がある中庭部分は、優しい光の中で食事を楽しむことができておすすめだ。
訪れたのは4月末。ドイツの春の味である白アスパラをオランデーズソース、サーモンと一緒にいただいた。ドリンクはもちろんモーゼルの辛口白ワイン。ドイツでは、白アスパラとオランデーズソースの組み
合わせは王道。ほのかに甘い白アスパラの淡白な味わいとシャキッとした食感が、卵黄・バターなどで作るコクのあるまったりとしたソースとよく合う。
Cafe-Restaurant Zur Steipe
Hauptmarkt 14, 54290 Trier
TEL: +49 (0) 651-145 54 56
FAX: +49 (0) 651-145 54 58
http://www.zur-steipe.de/
◆Weinstube Kesselstatt
(ヴァインシュトゥーベ・ケッセルシュタット)
“Weingut(ヴァイングート)”(ブドウ栽培から醸造、瓶詰、出荷までを行うワイナリーのこと)であるケッセルシュタット家(伯爵家)直営の“Weinstube(ヴァインシュトゥーベ)”=ワイン酒場。こちらのワイナリーはトリア郊外のMorscheid(モアシャイド)というルーヴァー川上流の町にある、Marienlay(マリーエンレイ)城にある。1349年創業、650年以上の歴史をもつワイナリーで、そのブドウ園は、個人経営のワイナリーとしてはモーゼル地方最大の面積を誇る。店内は伝統的なブドウのプレス機が置かれていたり、ワイン樽が並べられたりとWeinstubeの雰囲気を存分に味わえる。また店内の壁はワインの陳列棚になっており、そこからワインを取り出して購入することもできる。
ワインはこちら(Reichsgraf von Kesselstatt)のKaseler Nies'chen(村名・畑名)の辛口リースリングをいただいた。酸味のしっかりしたミネラル感あふれる、いわゆるモーゼルのリースリングの典型といった味わい。料理は典型的な家庭料理だという「Lyoner Topf」をオーダー。料理名の「リヨンの鍋」はその昔、このあたりを統治していたフランスの影響からだろうか。ひと口大にカットしたジャガイモのフライとキノコ、ソーセージ、チーズを炒めたもの。ブラックペッパーのきいたスパイシーな味わいは、白ワインよりもビールと合わせたいところ。
Weinstube Kesselstatt
Liebfrauenstrasse 10, 54290 Trier
TEL: +49 (0) 651-411 78
FAX: +49 (0) 651-994 34 49
http://www.weinstube-kesselstatt.de/
*上記2つのレストランは、以下のツーリスト・インフォメーションでも予約可能です
Tourist-Information Trier
TEL: +49 (0) 651-978 08 21
FAX: +49 (0) 651-078 08 59
http//www.trier.de/tourismus
e-mail: info[at]tit.de
text & photos by 成田美友
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